
そうなんです、ゼロからそろえようとすると、たしかにトータルでそれなりの金額になります。

予算とわが家の家計簿を相談しながら、毎月1アイテムずつ増やしていくのもおすすめ。
一気に完璧にしなくて大丈夫です。
この記事でわかること
- 予算3,000円〜15,000円別に「今すぐ買うべきもの」を紹介
- 少しずつ増やす「積み上げ方式」で無理なく備える方法
- 防災ママのリアルな優先順位をそのまま公開
この記事はこんな人向け
・防災グッズをゼロから揃えたい人
・子育て中で家計のやりくりに気をつけているワーキングマザー
・「いつか買おう」と先延ばしにしていた人
・何から手をつければいいか迷っている人
・節約しながら少しずつ備えを増やしていきたい人

目次
予算別 一覧まとめ(まずここを確認して!)
最初に全体像を見ておきましょう。自分の予算に合ったところにジャンプしても大丈夫です。
| 予算 | 買うもの | 合計目安 | 安心度UP |
| 3,000円 | 非常用トイレ | 約3,000円 | ★★★☆☆ |
| 5,000円 | 上記+長期保存水 | 約5,000円 | ★★★★☆ |
| 10,000円 | 上記+カセットコンロ&ガスボンベ | 約10,000円 | ★★★★★ |
| 15,000円 | 上記+LEDランタン+食料 | 約15,000円 | ★★★★★ |
積み上げ方式なので、予算が増えるたびに前のものはそのまま持ち越してOKです。
「今月は3,000円分」「来月はさらに水を追加」という感じで、毎月1アイテムずつ増やしていくのが、無理なく続けるコツです。
【3,000円コース】まず非常用トイレだけ買おう
①買うもの
✅ 非常用トイレ(50回分セット) 約3,000円
なぜトイレが「最優先」なのか?
防災グッズと聞くと「水や食料から揃えなきゃ」と思いがちですが、実は一番最初に用意すべきなのは非常用トイレです。
理由はシンプル。食べることは数時間〜1日くらいなら我慢できても、排泄は我慢できないからです。
大きな地震のあと、断水が起きて水洗トイレが使えなくなるケースはとても多いです。そんなとき、トイレを我慢しすぎると…
・水分・食事を控えるようになる
・脱水・体調不良に陥る
・特に小さい子どもや妊娠中の方はリスクが高い
「排泄のために体調を崩す」という悪循環を防ぐためにも、非常用トイレの備えは最優先なんです
②コスパはどれくらい?
✅ 3,000円で50回分セットが購入できます(楽天・Amazonなどで購入可)
✅ 50回分 ≒ 1日平均7回 × 最低3日分 → 2人分準備できる計算
✅ 袋に凝固剤・消臭剤がついたタイプを選ぶのがおすすめ
③おすすめの非常用トイレのタイプ?
(1)携帯トイレ 👈
(2)簡易トイレ 👈
(3)仮設トイレ
(4)マンホールトイレ

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(1)携帯トイレ
- 在宅避難中の自宅や避難所などで、洋式便器に取り付けて使用するタイプ
- 片手で保持しながら直接排泄するタイプも含む
- 吸水シートや凝固剤で汚物を固めて廃棄する
- 電気・水道なしで使用可能
- 既存の便器がない場合は、段ボールやプラスチック板などで代用の便器を作り、袋をセットして使用する
- 使用のたびに便袋を廃棄する必要がある
- 使用済み便袋の保管場所の確保・回収・臭気対策が必要

(2)簡易トイレ
- 既存の洋式便器が破損した場合や、家屋の倒壊により便器が使用できない場合を想定
- 段ボールやプラスチック板等の組立て式便器が付属しており、便袋をセットして使用するタイプ
- 吸水シートや凝固剤で汚物を固めて廃棄する
- 組み立て前はコンパクトになるため持ち運びは可能だが、①の携帯トイレと比較してサイズは大きい
- 電気・水道なしで使用可能
- 使用のたびに便袋を廃棄する必要がある
- 使用済み便袋の保管場所の確保・回収・臭気対策が必要

災害用トイレの種類は大きく2つ。個人で購入できるのはこの2タイプです。
| 比較項目 | 携帯トイレ | 簡易トイレ |
| 便器 | なし(既存の便器に設置) | あり(組み立て式が多い) |
| 携帯しやすさ | ◎ 軽量・コンパクト | △ やや大きめ |
| 大便対応 | ○(便器設置タイプ) ✕(筒状・手持ちタイプ) | ◎ 対応 |
| 想定シーン | 防災ポーチ・防災リュック・在宅備蓄すべてに対応 | 防災リュック・在宅備蓄向き(便器が使えない状況) |
ポイント
・「携帯トイレ」=既存の便器に袋+凝固剤をセットして使うタイプ。
コンパクトでどこにでも入れられる
・「簡易トイレ」=組み立て式の小さな便器枠がついているタイプ。
便器本体が壊れた場合にも使える
・基本は「携帯トイレ」から揃え、余裕があれば「簡易トイレ」も備えるのがおすすめ

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③災害用トイレは1日何回分準備するの?計算方法を解説

正直、「何回分」という明確な正解はありません。でも計算の目安はあります。まずはこの基本式を覚えておきましょう。
🚻必要な回数 = 1日7回 × 家族人数 × 日数
1日のトイレ回数は「7回」で計算しよう
一般的に成人が1日にトイレを使う回数は5〜7回が目安です。
余裕を持って「7回」で計算するのがおすすめ。生活習慣や体質・季節で個人差がありますが、多めに見積もっておくほうが安心です。
家族4人(大人2人+子ども2人)で計算すると
| 用途 | 1日の回数 | 日数 | 人数例 (大人2+子2) | 必要な回数目安 |
| 防災ポーチ (外出先用) | 7回 | 0.5日分 (帰宅するまで) | 自分1人分 | 3〜5回分 |
| 防災リュック (避難所移動用) | 7回 | 2日分 | 家族4人分 | 約56回分 (7×2×4) |
| 在宅備蓄 (在宅避難用) | 7回 | 7日分 | 家族4人分 | 約196回分 (7×7×4) |
上の表でわかる通り、在宅備蓄を1週間分準備するとなると約200回分近くが必要になります。
「50回分セット×4つ」がひとつの目安です。

と思うかもしれません

ポイント
・50回分セット(約3,000円)× 4パック = 200回分で約12,000円
・防災リュック用・在宅備蓄用で分けて管理するとわかりやすい
参照:内閣府 避難所における トイレの確保・管理ガイドライン
【5,000円コース】トイレ+水をセットで揃えよう
①買うもの
✅ 非常用トイレ(3,000円コースから引き続き)
✅ 長期保存水・500ml × 24本セット 約2,000円
なぜ「500ml」がおすすめなの?
水の備蓄といえば2Lボトルのイメージがありますが、子育て家庭には500mlボトルが断然おすすめです。
・2Lより持ち運びやすい→避難時に子どもでも持てるサイズ
・子どもが自分で飲みやすい
・2Lをみんなで回し飲みするのは不衛生でNG!→ひとり1本が衛生的
・開封しても飲み切りやすく、衛生的に管理しやすい
②何本あれば安心?
環境省の目安では「1人1日3L」が推奨されています。飲料水として1L、調理・衛生用途として2Lが目安です。
【わが家(大人2人+子ども2人)の3日分の目安】
飲料水:1L × 4人 × 3日分 = 12L(500ml換算で24本)
⇒ まず500ml×24本セット(約2,000円)からスタートするのが◎
⇒ 余裕が出たら2Lボトルで生活用水も追加で備えよう
長期保存水を選ぶポイント
・賞味期限が5年以上のものを選ぶ(普通の水は2年程度)
・軟水を選ぶと赤ちゃんのミルクにも使える
・楽天・Amazonでまとめ買いすると2,000円〜で購入できるものが多い

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【10,000円コース】カセットコンロで在宅避難力UP!
①買うもの
✅ 非常用トイレ
✅ 長期保存水
✅ カセットコンロ 約3,000円
✅ ガスボンベ(3本入×2セット=6本) 約2,000円
②カセットコンロがあると何が変わる?
電気やガスが止まると、温かいご飯が食べられなくなります。子どもがいるご家庭では、これが想像以上につらい💦
カセットコンロひとつあるだけで、在宅避難中にできることがぐっと広がります。
ポイント
・カップ麺・レトルト食品を温められる
・お湯を沸かしてインスタントスープやお茶が飲める
・赤ちゃん・小さい子のミルクをあたためられる
・煮沸消毒ができる
・心理的なゆとりが生まれる(温かいものが食べられる安心感)
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防災グッズにカセットコンロは必要?避難所で使う?メリットと注意点も解説
費用目安
カセットコンロ本体:約3,000円
ガスボンベ3本入×2セット(計6本):約2,000円
ガスボンベ1本で約1〜2時間使えるため、6本あれば数日は安心
③選び方のポイント
・国内メーカー(イワタニ・リンナイなど)のカセットコンロを選ぼう
・ボンベはコンロと同じメーカーのものでなくても大丈夫!
・コンロ本体は普段のキャンプや鍋料理にも使えて一石二鳥

「在宅避難」を意識した備えとは?
大きな地震のあとでも、建物が安全ならそのまま自宅にいる「在宅避難」が推奨されるケースが増えています。特に乳幼児がいるご家庭では、知らない避難所でのストレスを避けるためにも、在宅避難できる環境づくりが重要です。
カセットコンロは、在宅避難を数日間乗り切るうえで最も役立つアイテムのひとつ。ぜひ10,000円コースで迷わず追加してください。
【15,000円コース】ランタン+食料でぐっと安心度UP
①買うもの
✅ 非常用トイレ
✅ 長期保存水
✅ カセットコンロ&ガスボンベ
✅ LEDランタン 約3,000円
✅ 日持ちする日常食料 約2,000円
なぜLEDランタン?
夜に停電が起きると、スマホのライトだけでは子どもが怖がりますし、両手が使えなくて不便です。LEDランタンがひとつあると、部屋全体をやんわり照らしてくれて、子どもも安心して過ごせます。
・電池式・充電式どちらでもOK(充電式はモバイルバッテリーと合わせて活用)
・吊り下げや置き型で使えるタイプが便利
・普段のキャンプや停電時にも使えて無駄にならない
②日持ちする食料の選び方
食料備蓄のポイントは「特別な非常食だけ用意する」のではなく、普段の食卓に出るものを少し多めにストックしておくことです。これを「ローリングストック」といいます。
🍱 おすすめの備蓄食料(約2,000円の目安)
ポイント
・レトルトカレー・パスタソース(3〜5袋)
・缶詰(ツナ・サバ・焼き鳥・フルーツなど)
・カップ麺・インスタント袋麺
・乾麺(パスタ・うどん・そば)
・ゼリー飲料(ウィダーインゼリーなど)
・200ml紙パック野菜ジュース
・チョコ・クッキーなどお菓子も子どもの精神安定に◎
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ローリングストックの実践方法
「備蓄食料は使わずに取っておく」という考え方は古いです。賞味期限が切れるだけで、もったいない!
ローリングストックの流れ:
・普段の食事で使う → 使った分を買い足す → 常に一定量をキープ
これだけです。特別なことをしなくても、普段の買い物ルーティンに「少し多めに買う」を足すだけで始められます。

参照:今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方(政府広報オンライン)
まとめ:たくさんあって管理が大変…という人へ
「ここまで揃えるのが大変」と感じたら、まずは最初の3,000円コースだけで十分です。
ここまで読んでくれてありがとうございます。改めて優先順位をおさらいします。
| 🥇 まず3,000円でここから始めよう! | ✅ 非常用トイレ(50回分) |
| 🥈 次のステップ(5,000円) | ✅ 長期保存水(500ml×24本) |
| 🥉 余裕が出たら(10,000円) | ✅ カセットコンロ&ガスボンベ |
| ⭐ さらに安心したい(15,000円) | ✅ LEDランタン+日持ち食料 |
ポイントは「毎月1アイテム」という感覚で少しずつ積み上げていくことです。
3,000円なら今月でも動けるはず。まずはトイレと水を揃えるだけで、備えのスタートラインに立てます。
防災は、家族を守るための「じわじわ積み上げる保険」です。
完璧にしようとして何もできないより、今日3,000円から始めるほうがずっと価値があります。
よくある質問
Q. 防災グッズは何日分用意すればいいの?
最低でも3日分、できれば1週間分の備えが推奨されています。大規模災害時は支援物資が届くまでに3〜7日かかることが多いためです。まずは3日分を目標にしてください。
Q. 在宅避難と避難所、どっちを想定して備えればいい?
基本的にはまず「在宅避難」を想定して備えましょう。建物が安全であれば自宅にとどまるのが、特に乳幼児連れには現実的です。
避難所への持ち出しが必要になる場合に備えて、「防災リュック」は別途用意しておくと安心です。
Q. 毎月のやりくりが厳しくてまとまったお金が出せない
それでも大丈夫です!まずは3,000円から。1,000円でも、今日100円ショップで簡易トイレを数枚買うだけでも、何もないよりずっと安心です。
完璧じゃなくていいので、できることから始めてみてください。
(りんごママ)
