近年頻発する自然災害。災害によって物流のライフラインが止まる・・・。停電で冷蔵庫が使えなくなり食べ物の保冷ができなくなる・・・。スーパーに行っても何も買えない・・・災害発生直後は、このようなことが起こる可能性があります。
わからないこと
- 防災用に備蓄するべき食料の量は一体どれくらいなのか?
- 停電・断水している時にどうやって食事を作るのか?
- 料理するために必要な道具・備蓄を買い足す必要はあるのか?
疑問はたくさんあります。
この記事を読むと以下のことがわかります。
この記事でわかること
・停電時に必要な調理系アイテム
・1週間の食料備蓄量の目安
・防災グッズは3段階で分けて考えよう
・災害時の食事作りで知っておきたい大切なポイント
停電・断水時に必要な調理系備品
①カセットコンロ・ガスボンベ
②食品用ポリ袋
③ラップ
④アルミホイル
⑤クッキングシート
⑥キッチンペーパー
⑦ピーラー
⑧キッチンばさみ
⑨除菌シート・スプレー
①カセットコンロ・ガスボンベ
・防災グッズとして、カセットコンロを準備しておくことを強くおすすめします。
・電気やガスから独立した道具がないと、料理どころかお湯を沸かすこともできません。しかしカセットコンロがあれば、パウチのレトルト食品を温めたり、アルファ化米のパウチにお湯を注ぎ、15分ほど待てば美味しいごはんを食べることができます。
・また、赤ちゃんや小さい子ども、障害のある家族や要介護の家族、ペットがいるなどの事情で、なるべく在宅避難したい、という人は、ぜひカセットコンロを備えておくことをおすすめします。
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②食品用ポリ袋
・ポリ袋調理で貴重な水・熱源を節約しながら料理できます。洗い物も少なくできるので、食器洗いの水の節約にも。ポリ袋調理のときは、必ず耐熱タイプか確認しましょう
・手にかぶせて手袋がわりにもつかえます
・調理する材料を混ぜ合わせるボウルがわりに。洗い物を減らせます。
・お椀にかぶせて洗い物の削減。ラップでもよいですが、お皿に対してラップが小さいと、結局汁漏れしてお皿が汚れることに。ポリ袋の中にお椀を入れるとすっぽり包めます。
・おすそわけ容器の代わりにもなります。
③ラップ
・おにぎりなどを直接手を触れずに作ることができます
・お皿やお椀に敷いて洗い物の削減に。
④アルミホイル
・フライパンを使用する際に下に敷いて洗い物削減や、ホイル包み料理にも使えます。
・省エネの落しぶた代わりに
④クッキングシート
・フライパンなどの焦げ付き防止に。
・まな板の上に敷いて洗い物削減に。また、まな板代わりに「牛乳パックを解体して使う」のも一つのアイディアです。
⑤キッチンペーパー
・ふきんやタオル代わりに。食材・食品の水気を切ったり、手洗い後に手をふくためにも使えます。
⑥ピーラー
・包丁とまな板を使わずに野菜をスライスして洗い物削減になります。
・薄く切れるので加熱も早いです。
⑦キッチンばさみ
・包丁とまな板を使わずに材料をカットして洗い物削減に
・丁寧にこまかく切らなくても大雑把に食材を切るでも◎時短にもなります。
⑧除菌シート・スプレー
・災害時は感染症が広まりやすいです。調理前・調理後、食事をいただく前はしっかりと除菌しましょう。
・手洗い用の水の確保が難しいときは、水の代わりに使って手を清潔に。
防災準備!1週間の食料備蓄量の目安
一般的に、各家庭で防災に備えるべき食料の目安は「1週間分」と言われています。(農林水産省HPより)
それでは、一体なにを・どれくらい準備したら1週間分の食料になるのか正直見当がつかないところですよね。ここでは、ジャンル別に1週間分の食料目安を紹介します。一度に全部買い込むのは大変です。まずは「3日分」から始めるなど、少しずつ増やしていきましょう。
ポイント
在宅避難で1週間分・大人2名を想定した食料目安
※災害発生後、自宅の安全が確保された上で、避難所ではなく自宅に滞在しつつ、買い物に簡単に行けない状況を想定しています
こちらで各家庭に必要な食料備蓄量の目安がわかります!
各家庭によって、家族構成・人数・高齢者や乳幼児・ペット・配慮が必要な方など状況はさまざま。また、一軒家かマンションか、住んでいる地域で多い災害の種類などで、備蓄するべき内容が大きく異なりますよね。
こちらのサイトでは、各家庭の人数等を入力し、1週間分または3日分の備蓄量を示してくれます。
①停電したら食べる食材はまず「冷蔵庫から」
災害時、電気・水道・ガスが止まった・・・そんなときの食事の準備はどうしよう?
最初に思いつくのは、備えていたアルファ米や長期保存パンなどの「非常食」ですよね。
でもちょっと待ってください!
「非常食」に手をつける前に、他に食べるもの・食べるべきものをチェックしましょう!
推奨!災害時に食べるのはこの順番!
(1)冷蔵庫
↓
(2)冷凍庫
↓
(3)常温食材
↓
(4)非常食
(1)冷蔵庫
・冷蔵庫が停止したら、まずは日持ちしない肉・魚・賞味期限の近いもの・野菜類から食べましょう
・電気が止まってから時間が経ちすぎて、肉・魚が傷んでいるときは食べるのも控えよう!
・大切な冷気が逃げるので、こまめに冷蔵庫を開けないように注意
・加熱調理できるように、「カセットコンロ」「ガスボンベ」はマストで準備しよう
(2)冷凍庫
・食べるために溶けたほうがいいものを冷蔵庫に移動する
・冷蔵庫にうつすと冷蔵庫が冷えて◎
・温める・焼くなどができるように、「カセットコンロ」「ガスボンベ」が必要!
(3)常温食材
・ふだん冷蔵庫・冷凍庫に入れていない食材に手をつけよう
・レトルト食品、ラーメン、パスタ、乾物・・・
(4)最後が「非常食」
・災害!となったらすぐにイメージするのが「非常食」ですが、これらは「最後の砦」
・もちろん、カセットコンロなどもなくて調理する環境が整わないときは、缶詰パンやアルファ米を水で戻す、などのすぐ食べられる方法を選んでOK
② 必需品
・カセットコンロ・カセットボンベ(12本)
・水 2リットル×6本×4箱
(1人1日3リットル/内訳:飲料水として1リットル・調理用として2リットル)
③主食(エネルギー・炭水化物)
・米
2キロ×2袋(1袋食べたら買い足す)
2kgの米1袋+水+熱源があれば、約27食分になります。
つまり、3食×約9日分の1人分の白米になります!
(1食=0.5合=75gとした場合)
2人分想定なので、2袋用意しましょう
・乾麺 うどん・パスタ・そうめん・そば
2袋×2種ほど
(例:そうめん300g×2袋、パスタ600g×2)
めんつゆも大サイズを1本ストックがおすすめ
停電時に乾麺をゆでるポイントは、少量の水、省エネルギーでいかに茹でることができるか。
例えばパスタ!大量の水で茹でると、水がもったいないですよね。
①麺は茹でる前に半分に折る
②麺がちょうど浸るくらい少量の水を鍋で沸かす
③お湯が沸いたら、半分に折った麺を入れて再沸騰させて1分茹でる
④鍋のフタをして、火を止める
⑤その状態で表記された茹で時間を放置する。フタは開けない
・カップラーメン
6個
もしも熱湯を準備できない場合は、ペットボトルの水を入れて15分ほど放置します。ほぐれない場合はもう少し時間を置いてみてください。うどんなどの場合は20分以上。粉末スープは先に入れておきましょう。
・パックごはん
6個
停電時は電子レンジが使えないので、湯煎であたためるか、湯銭用に水がそんなに使えない場合は、ごはんをパックから取り出して蒸す方法です。
①パックごはんを開けて鍋に入れる
②50cc前後の水を鍋に入れる
③火を弱火にして、フタをして10分ほど温める
④鍋の底に米がくっつきやすいので、しゃもじやヘラ、スプーンなどでかきまぜながら
メリット
・水の使用量が少なくて済む
・ご飯が入っていたトレーを食器代わり
④主菜(タンパク質)
・レトルト食品 カレー・どんぶり系
18個
・パスタソース
6個
・缶詰(肉・魚)
18缶
・魚肉ソーセージ
4~5本入り×2束
⑤副菜(その他)
・日持ちする野菜類 たまねぎ、じゃがいも等
・梅干し、のり、乾燥わかめ等
・野菜ジュース、果物ジュース等
・調味料 (砂糖、塩、しょうゆ、めんつゆ等)
・インスタント味噌汁や即席スープ
・ビスケットやチョコなどのお菓子
防災グッズは「3段階に分けて」準備する
ひと口に「防災グッズ」と言っても、その中身は様々です。
ここの章では、災害時に防災グッズや備えを生かすために、家庭で準備するものは、「3段階に分けて」用意しておくという考え方を紹介していきます。
①「0次の備え」いつも常に持ち歩く「防災ポーチ」
外出中に被災した時の備え
②「1次の備え」非常時に持ち出す「避難リュック」
避難するときに持ち出し。命を守る最低限の備え
③「2次の備え」1週間の「在宅備蓄」
被害が長期化したときの備蓄
①「0次の備え」いつも常に持ち歩く「防災ポーチ」
0次の備えとは、普段持ち歩くバッグに入れておける防災グッズです。なるべくコンパクトに、仕事やお買い物の外出先で被災した時に、被災場所から自宅や避難所にたどりつくまで、数時間から一晩過ごすために必要なものです。
出勤用かばん、家族と出かける時のかばん等、バッグを変えてもすぐに入れ替えられるよう、ポーチなどにまとめておきましょう。もしくは、毎回入れ替えるのが大変、という方は、出勤用と休日用のバッグ別に、それぞれの防災ポーチを入れるとよいでしょう。
また、ポーチの形ではありませんが、小さなお子さんの居る方は、外出先でも赤ちゃんのお世話ができるママバッグ・マザーズリュックを持ち歩いていると思います。実はこのママバッグは、充実した「0次の備え」と言えます。
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②「1次の備え」非常時に持ち出す「避難リュック」
「防災グッズ」ということでまず頭に思い浮かべるのは、いわゆるこの「非常持出袋」の人が多いと思います。これが「1次の備え」に当たるものです。
災害発生後、緊急時にさっと持ち出して逃げられる、命を守る最低限の備えになります。発生から1~2日を過ごせるようにリュックを準備します。
インターネットで、防災グッズと検索すると、「1次の備え」とこれから説明する「2次の備え」が混合して、避難所等では使うことがほぼないグッズが入っていたり、重すぎてさっと持ち出して逃げるには到底難しいような防災グッズリストや、商品などもあります。
基本的な考え方は、「自分が」「自宅から避難所まで」「緊急時に」「持ち出せるか」という点です。もしも旦那さんが仕事や外出中に、大人は自分ひとりで子どもを守りながら避難所まで行けるか?
リストにあるものをすべて詰め込んで、果たしてそれを背負い、子どもを抱っこひもで抱えながら避難場所まで逃げられるか、というのを考えながら準備することをオススメします。
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③「2次の備え」1週間の「在宅備蓄」
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「2次の備え」とは、いわゆる「備蓄」です。
ライフラインが途絶えたときに必要な3~7日分の「備蓄」のことです。さらに被害が甚大で避難生活が数週間になる場合は、さらに備蓄があると安心です。
自宅は無事だが、ライフラインが止まった状況の中で「在宅避難」を続けるために生活に必要な物資
あるいは、
自宅に被害があり避難先(避難所や知人宅など)での生活が長期化する際、自宅の安全を確認したうえで改めて自宅から持ち出す物資
と考えます。
しかし、家族分の長期間用の物資となると、かなりのボリュームになります。
自宅に大きな被害がなく、そのまま自宅で過ごす事ができる場合は良いですが、自宅外に持ち出すことも考えて、運び出し用のボックスや空のバッグも用意しましょう。
また、防災備蓄全般によくあることですが、特に食品は気づいたときには賞味期限をとうに過ぎてしまっている、ということが度々起こります。
おすすめなのがローリングストックという考え方です。
防災グッズには、非常用トイレやカセットコンロ、乾電池のように一度備えたら長期間放っておいて大丈夫なものもあります。
一方で、ローリングストックは、備蓄している食料を、日常の食事に取り入れて食べたらまたその分買い足す、または、買い足した分だけ食べる、という方法です。
ローリングストックについてはコチラ
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災害時の食事作りのポイント
①大切!停電したら自宅の食材なにから食べる?
前述しましたが、災害時、電気・水道・ガスが止まった・・・そんなときの食事作りは悩みますよね。
ふだん使っているコンロや電子レンジも使えない。
そんなときに最初に思いつくのは、備えていたアルファ米や長期保存パンなどの「非常食」ですよね。
でもちょっと待ってください!
「非常食」に手をつける前に、優先して食べるのは「傷みやすいもの」からです。
ポイント
(1)冷蔵庫
↓
(2)冷凍庫
↓
(3)常温食材
↓
(4)非常食
(1)冷蔵庫
- 冷蔵庫が停止したら、まずは日持ちしない肉・魚・賞味期限の近いもの・野菜類から食べましょう
- 電気が止まってから時間が経ちすぎて、肉・魚が傷んでいるときは食べるのも控えよう!
- 大切な冷気が逃げるので、こまめに冷蔵庫を開けないように注意
- 加熱調理できるように、「カセットコンロ」「ガスボンベ」はマストで準備しよう
(2)冷凍庫
- 食べるために溶けたほうがいいものを冷蔵庫に移動する
- 冷蔵庫にうつすと冷蔵庫が冷えて◎
- 温める・焼くなどができるように、「カセットコンロ」「ガスボンベ」が必要!
(3)常温食材
- ふだん冷蔵庫・冷凍庫に入れていない日常的な食材に手をつけよう
- レトルト食品、ラーメン、パスタ、乾物、缶詰、瓶詰め、ふりかけ・・・
(4)最後が「非常食」
- 災害!となったらすぐにイメージするのが「非常食」ですが、これらは「最後の砦」
- もちろん、カセットコンロなどもなくて調理する環境が整わないときは、缶詰パンやアルファ米を水で戻す、などのすぐ食べられる方法を選んでOK
そのためにも、水の備蓄・カセットコンロ&ガスボンベ・ポリ袋調理方法などもチェックしておくことが大切ですね。
②日頃どれくらい料理してる?タイプ別の食品選びポイント
ところで、食料備蓄が大事・大事、といわれても、リストを見ても実際に災害時に食事準備できるか、なんだかしっくり来ないことありませんか?
日頃まったく料理をしない人、逆に普段インスタント類はあまり食べない人。
自分のいつもの生活スタイルや好みから、「かけ離れた食料備蓄」をしてもいざという時に食べづらいはず。
自分のタイプにあった食料備蓄スタイルを探してみましょう。
(1)普段から料理をする人
→日頃の料理の食材をローリングストックしながら非常時にも備える!乾物や常備菜などがおすすめ。
【必需品】
・水
・カセットコンロ・カセットボンベ
【主食(エネルギー・炭水化物)】
・米
・乾麺 うどん・パスタ・そうめん・そば
・パックごはん
アレンジや時短したいときにあったら楽かも!
・インスタントの袋ラーメン
【主菜(タンパク質)】
・レトルト食品 カレー・どんぶり系
・パスタソース
・缶詰(肉・魚)
【副菜(その他)】
・日持ちする野菜類 たまねぎ、じゃがいも等
・梅干し、のり、ふりかけ
・ひじき、わかめ、切り干し大根、干ししいたけ、高野豆腐などの乾物
・野菜ジュース、果物ジュース等
・調味料 (砂糖、塩、しょうゆ、めんつゆ等)
・インスタント味噌汁や即席スープ
・ビスケットやチョコなどのお菓子
(2)少しは料理するけど、買って家で食べることも多い人
→自分で加熱したり少し手を加えて食べられるように、レトルト食品多めで
【必需品】
・水
・カセットコンロ・カセットボンベ(お湯を沸かしたり、麺をゆでる用)
【主食(エネルギー・炭水化物)】
・カップラーメン
・アルファ米やパックごはん
・乾麺 うどん・パスタ・そうめん・そば
【主菜(タンパク質)】
・レトルト食品 カレー・どんぶり系
・パスタソース
・缶詰(肉・魚)
【副菜(その他)】
・野菜ジュース、果物ジュース等
・インスタント味噌汁や即席スープ
・ビスケットやチョコなどのお菓子
(3)普段ほとんど料理をしない人
→日頃料理しない人は簡単に食べられるカップラーメンやレトルトを多めに準備。むしろ普段の食事に近いかも?
【必需品】
・水
・カセットコンロ・カセットボンベ(お湯を沸かす用)
【主食(エネルギー・炭水化物)】
・カップラーメン
・パックごはん
【主菜(タンパク質)】
・レトルト食品 カレー・どんぶり系
・缶詰(肉・魚)
【副菜(その他)】
・野菜ジュース、果物ジュース等
・インスタント味噌汁や即席スープ
・ビスケットやチョコなどのお菓子
普段料理に慣れているかどうかで、備える食料は変えたほうがいいですね!
いきなり全部準備は大変なので、できるところからやってみましょう。
③炭水化物(米・パン・麺類)に偏りがち
災害直後は、炭水化物ばかりになりがち。エネルギー源となる炭水化物はとても重要。ですが、栄養バランスを考慮しないと、体調不良の原因に。
災害時、避難所生活や停電した自宅で過ごすなかで、タンパク質を手軽にとるには缶詰やレトルトがおすすめ。ツナ、サバ、イワシ、サンマなどの魚介缶詰をはじめ、コンビーフや焼き鳥などの肉類缶詰、ほかにはゴミが少ない点で魚肉ソーセージもおすすめです。
④便秘や口内炎などにはビタミン・ミネラル・食物繊維
災害時に特になりやすいのが野菜不足です。どうしても炭水化物がほとんどの食事に偏り、ビタミン・ミネラル・食物繊維などが不足しがちです。その結果便秘や口内炎になったという体験が多いようです。
そのためには、じゃがいも・たまねぎ・かぼちゃなどの日持ちする野菜を、日頃から多めにストックしておくことをおすすめします。また、自宅に家庭菜園ができる場合は、防災も視野にいれてこういった野菜を育てたり、日持ちしない野菜であっても自宅の敷地で収穫でき、調理の食材に加えることもできます。
また、乾物のほか、野菜ジュースや果物のジュース、果物の缶詰、ドライフルーツも買い置きしておきましょう。
在宅避難、または避難所での生活ではトイレ環境が衛生的に良いとは言えず、また集団生活で混雑もし、なかなかトイレに行きづらいもの便秘の一因に。在宅避難であっても、断水で自宅のトイレが使えない場合は、非常用のトイレを使用するため、トイレからどうしても足が遠のいてしまいます。
よって、少しでも栄養に気を付けた食事を心がけることで、体調管理の助けにしたいところです。
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⑤「非常食はおいしくない」はもう古い
「非常食」「備蓄食品」と聞くと、災害時に「どうしようもなくなって一時的に食べるもの、あまりおいしくないもの」と思う人もいるでしょう。
ですが最近は、長期保存のアルファ米やレトルト食品は、たくさんの改善を重ねてとてもおいしくなっています。
また、自分自身や家族の好み・食事の配慮点もかんがえつつ、ローリングストックをしながら、おいしくたべてみましょう。
まとめ
近年頻発する自然災害。家庭内で準備しておきたい「食料備蓄」と「調理のための道具」。
家族の人数×1週間分となると結構な量になりそう。
まずは「3日分」から少しずつ増やしていくのもおすすめです!
(りんごママ)