着なくなった大量の子供服やおもちゃ、ベビー用品。みなさんはどうしていますか?
知人に譲る、メルカリに売る、リサイクルショップに売る、処分する、そして今回のテーマ「フリーマーケットで売る」
初めて出店するとき、値段設定やどのような具体的な準備をすればいいかなど悩みますよね!
この記事でわかること
・すぐマネできる!フリマで売れる陳列や値付けのコツ
・初心者でも簡単にわかるフリマ出店のポイント
・下見から当日まで!フリマ準備ノウハウ
(申し込み・売るもの準備・値段設定・持ち物リスト・ディスプレイ)
目次
誰でも真似できる!フリマで売れるポイント
フリマで売れるコツ
①出品は「安い」「きれい」「簡単に持って帰れるもの」
②季節を少し先取りする
③午前中が勝負
④山盛りワゴン売りで人を集める
⑤「〇枚でいくら」でまとめ売り
①出品は「安い」「きれい」「簡単に持って帰れるもの」
当たり前のことですが、誰だって汚れている商品よりもキレイにメンテナンスされているものを買いたいですよね。なによりフリマの醍醐味といったらやはり「安さ」。少しでもお得に安く買いたいものです。
さらには「簡単に持って帰れるもの」。フリマ会場をあちこち歩いて回りたいお客さんの立場になると、家電や家具のように持ち運びが大変なものや車で運搬しなければいけないものは、買おうと思う人はなかなかいないからです。洋服・雑貨・おもちゃ・食器など「すぐに持ち歩きできるもの」が適しています。
ただし、最初から「フリマでベビーチェアGetしたい!」「ベビーメリーあったら必ず買う!」などと目的あって来ている人は別です。ベビーチェアや幼児用の乗り物おもちゃ、ベビーバス、バウンサーなどのような1点ものは、購買目的を持ってきた人にとっては1番乗りで買いたいもの。実は意外とニーズがあったりもします。
②季節を少し先取りした出品がGOOD
例えば9月のフリマに来るお客さんは、浴衣や甚平、サンダル、Tシャツや半ズボンの夏ジャンルと、スキーウェアやコート、ブーツなどの冬ジャンルではどちらを買いたくなるでしょうか。答えは簡単ですよね。
特に子ども服はすぐにサイズアウトしてしまいます。相当節約家のママなら、9月に約1年先の来シーズン夏の服を格安でゲットしたいと思いますが、子供の好みが1年後どうなってるか分からないリスクなどもあるので、フリマでお得に秋冬服をゲットできると、とてもラッキーに感じるでしょう。
このように、季節を意識したアイテムを出品し、またそれらを目出つ場所にディスプレイしておくことで集客にもつながります。
③午前中が勝負
午前中がお客さんのピークでいちばんよく売れる時間帯です。購買意欲のある人は開店と同時に来ることも。
お昼を過ぎてお客さんの数が減ってきたら、値下げをスタートさせましょう。
値下げするときは、値札を新しくするのではなく、
赤ペンで値下げ価格を書いたり、「半額」「限定」「ラスト〇個」などと上書きするのがおすすめです。そのほうがお客さんにお得感が伝わります。
④服はたたまない!お得な「山盛りワゴン売り」で人を集める
お客さんの注目を集めるための存在も重要です。
そのひとつが、スーパーなどでよく見かける、お得な均一価格のワゴン的なコーナーです。
まずはお客さんをお店に呼び込み、他の商品をついで買いしてもらう狙いです。お客さんが集まっていると、つい他のお客さんも足を止めたくなりますよね。
ここのコーナー全部100円、10円、または0円の「ご自由にどうぞ」として、お店の手前側に置きます。
本物のワゴンに入れなくても、レジャーシートに山盛りでもOK、透明な衣装ケースの引き出しボックスや、高さがないフラットな入れ物(ばんじゅう的な)に入れてもOK。
実際に、フリーマーケットで人だかりができているというだけで、なんだか良い商品が安く売られていて、人気なお店なような気がして自分もついつい覗き込んでしまいます。
また、この時の陳列は服をたたまないで「山盛りワゴン」風にするのがおすすめです。
なぜなら、きれいにたたまれて整列しているのを見ると、わざわざ手にとって見るのをためらう傾向にあるからです。さらに子連れだと片手しか空いていない、ということがよくあります。「またたたまなきゃ…」と思わせてしまうと、せっかくちょっとでも気になった商品があっても、売るチャンスを逃してしまいます。
⑤「〇枚でいくら」でまとめ売り
5つめは、上記の④とセットで抑えたいポイント!
通常は服ごとに値段をつけたり、または「均一価格100円」などと値付けすると思います。
それでも十分OKですが、④「山盛りワゴン売り」するコーナーは、「ここのコーナー〇枚で●●円」と売る方法もあります。
サイズ・性別問わず、どの組み合わせも自由です。1枚しか買うつもりなかったけど、せっかくだから…と他の子ども服も見てくれますし、自然とお店にいる滞在時間が長くなります。また、中には一緒に来た友達同士で指定枚数を購入する人も。
「山盛りワゴン売り」せずに、1品ごと売りたい目玉商品などがあれば、もちろんコーナーを分けて売ってももちろんOKです。
抱っこ紐やおもちゃ、本、スニーカー類、コート類など、山盛りワゴンにするよりも価値をつけて売りたいものは別ディスプレイで魅せましょう。
また、大切なのは「いくらなのか値段を目立たせること」です。
フリーマーケットで買い物する魅力のひとつが「安さ」です。ですが、値段がわからず、勇気をふり絞って確認したら思ってたより高かった・・・・そんな場合は買うのをやめようかなとなりますよね。視覚から値段がわかり、お客さん自身で買おうか買わないかお得かどうか…と判断する材料があると、購買意欲は高まります。
商品自体は気になっているのに、値段がわからないために「まぁいっか」と購入を見送る人もいます。値段を聞くのが苦手な方もいるので、商品に値札が貼付されていると、購入してくれる可能性があがります。
また、複数人で店番する場合も、自分が不在のときにも価格が分かるように値札を貼って情報を共有しましょう。
初めてのフリーマーケット出店を決めたらやること
①フリマの下見
出店者として参加する前に、まずはお客さんとして行ってみるのがおすすめです!
なぜなら、会場の雰囲気、どんな品物が売られているか、お客さんの層、出店者はどんなディスプレイをしているのか、駅や立地、駐車場との距離、周囲にどんなものがあるか、実際に見てみると、たくさんの発見があるからです。
さらにお客さん目線でフリマを楽しみながら、どんな売り場なら見やすい・買いやすいかを参考にしたり、商品の値段の相場もチェックしてみるとよいでしょう。よって、フリマの下見をすることをおすすめします。
もしも、出店当日までにフリマに行くことができなければ、サイトやSNSで過去のフリマの様子をさがしてみるだけでも、雰囲気が少しはわかるかもしれません。
②売る物を集める
フリマの出店申し込みをしたら、実際に売るものを集めていきましょう。
こども服・おもちゃ・絵本など
洋服・ファッション小物
台所用品・食器・陶器
日用品・文具・本
季節もの・レジャー・ホビー用品
家族に声をかけて、不用なものを集めてもよいですね。
出店するフリマの客層・季節にあっているか?なども気を付けると良いです。集まったら、ジャンルにわけておくと後から作業しやすいですよ。
フリマで売るものを準備&値段をつけよう
①商品のメンテナンス
- 洋服類
まず洗濯。しみ抜き・糸のほつれ・ボタンの取れ・毛玉・ベルトや紐など付属品が不足していないかなどもチェック。しわが目立つものはアイロンでシワ伸ばし
- 子ども服
同様に洗濯して、糸のほつれや毛玉などもキレイにメンテナンス。子ども服特有の悩みが。それは「名前」です。記名された子ども服をどうするか、いくつか選択肢があります。
- 出品者が気にしなければ、記名されたままで
- マジックで黒く塗りつぶす
- マジックで塗りつぶした上から、洗濯可のお名前シールを貼る(シールだけだと、名前が透けて見えることがあるので)
- おもちゃ
除菌シートなどでふく。故障がないかチェック。
- パズル
ピースが全部あるか確認する。
ピースをはめたままラップやビニールで固定するか、ピースはジップロックなどの袋に入れ、完成品の図をプリントアウトして商品に貼る。
- 本・絵本
破れや汚れ、シールの貼付残りがないか。カバーや帯がキレイに残ってる場合はつける。
③値段を決める、値段のつけかた
値段設定は、同じものでもフリマ会場の出店料金(参加費)や客層によって異なることが多いです。
ここではわたしが実際につけた金額を紹介しますね。あくまでにご参考に
春の子育て系イベント内のフリマにて。
子ども服 … 3枚100円・サイズの組み合わせ自由 →爆売れ
子ども用靴(ブランド) … 100円 → 即完売。300円でも良かったかなと。
子ども用靴(ノーブランド)… 100円 → 夏用サンダル完売
子ども冬ブーツ … 300円 →ほぼ未使用。完売
フリマ当日をイメージして準備しよう
①レイアウトとディスプレイを考える
主催者から1出店者につき割り振られた広さをもとに、レイアウトとディスプレイを考えましょう。
ラフに図に書いたり頭の中で想像するだけではなく、実際の広さを測って持参するレジャーシートや机、椅子、ハンガーラックを置いてみるのがおすすめです。
なぜなら、当日朝に搬入して実際にディスプレイしてみたら、狭かったor広くてスカスカになってしまった…なんてことにならないようにするためです。
具体的な並べ方のポイントは、「ひな壇」のように段差をつけることです。
- 小さいものはお客さんから見て手前に配置し、大きなものは奥に配置します。
- 段ボールや衣装ケースなどの引き出し部分(裏返す)を使って高さをだします
- 目につきやすい&キレイに並べられるようにカゴ・空き缶・バスケット・衣装ケースを使います。
また「均一価格の山盛りコーナー」は、特に客さんが手にとりやすいように手前に置きます。人だかりができるように!
一点もので高値で売りたい・おすすめ商品などの洋服類はハンガーラックにかけると◎
ちなみに、子ども服のターゲットは子育て中のママパパ。抱っこ紐で子どもを抱っこしている人も多いので、しゃがまなくても見られるように大人の目線の高さのハンガーラックが活躍します。
しゃがむ、ひろげる、たたむ、もどす、立ち上がる、という一連の動作は、子どもを抱っこしたままだと大変。
某西〇屋のように、立ったまま選べて、しかもわざわざ畳まないで済むように、ハンガーにかけた状態のディスプレイすると見やすいです。
②当日の持ち物
- レジャーシート
- 釣り銭 (多めに用意)
- 釣り銭入れ (小さな鞄で常に持ち歩く)
- 値札 (前日までに値札を貼る)
- ビニール袋/紙袋 (持ち帰りの袋がない人用やゴミ入れにも)
- 紙・筆記用具 (太めの黒・赤マジックペンがあると役立つ)
- 準備したポップ (手書きでもパソコンでもOK)
- ハンガー/ハンガーラック (前日までにハンガーに服をかけておくと準備楽)
- 衣装ケース/段ボール/空き箱 (ひな壇にしたりジャンル別に仕分け)
- ブックエンド(大きめのポップを固定)
- スズランテープ
- ハサミ
- POPを書く色画用紙や白紙 (途中で値引きしたりPRする)
- クリップやポップアップクリップ ( POPをはさんだり)
- ガムテープ、セロテープ、マスキングテープ (値段つけや装飾に)
- 予備の値札
- 電卓 (大きい電卓使いやすい)
- 新聞紙 (食器などの梱包に便利)
- 台車/キャリー/スーツケース (駐車場が遠い場合は便利)
- キャンプ用テーブル (ディスプレイに便利)
- キャンプ用イス (座りやすい、動きやすい)
- 帽子 (屋外の場合)
- パラソル (炎天下対策)
- カイロ ( 寒さ対策)
- スリッパ・ひざ掛け・座布団 (足元やお尻が冷える。寒さ対策)
- 昼食 (露店に行けないことも考えて準備)
- 飲み物・お菓子
- ウェットティッシュ
- スマホの充電
- 虫よけスプレー (屋外の場合)
- 子ども用ごはん・おかし・おもちゃ (多めにもっていく)
③値札・ポップの作成
値札づくりの方法はさまざま。
例えば
- タグ(手書きして針金部分でつけていく)
- 白いシール(手書きで直接貼っていく。端を少し折っておくとはがしやすい)
- 紙やカード類(手書きまたはプリントアウトしてマステ等で貼っていく)
- 養生テープ(サイズ・値段を書いて服に直接貼る)
「こちら全部〇円」というように均一価格コーナーにする場合は、一つ一つに値札をつけなくて大丈夫。
次はポップ。
- 商品名
- 金額
- PRポイント
これに加えて
- 子ども服ならサイズ
- 家電製品なら何年製か
- キャッチコピーなど
- 未使用・未着用・取扱説明書ありなどの状態
なども入れると、手に取るお客さんにとって買うか買わないかの判断がつきやすいです。
手書きでイラストが得意な人や、手書きは苦手だけどパソコンなら使えるという人は、文字情報だけでなく効果的に装飾するとかわいいですね。
例えば…
- 吹き出しやフレーム
- 文字を縁取りして効果的に
- アイテムや季節感のイラストを入れる
- フォントも工夫してみる
- 文字の大きさを工夫してアクセントをつける
- 使う色は統一させる(3色以内にまとめると見やすい)
オマケ:子連れの場合
お子さんを連れて出店する人も多いと思います。子どもにとっても、お店屋さんの体験ができて楽しいものです。
- 昼食、飲み物、お菓子も準備
- 迷子などの恐れもあるので、大人もう一人がいるのがマスト
- おもちゃ、タブレットも用意
- 「完璧にしようとしない」←これ一番大事
なによりはお子さんの安全が一番です。
広い会場で、不特定多数の人がいるフリマ会場では迷子やトラブルの危険もあります。
お子さんの年齢にもよりますが、大人が複数人いることが安心です。
そして、フリマの売上やコミュニケーションを完璧にしようとせず、「ある程度できればOK」くらいの気持ちで当日を迎えると親子ともによいでしょう。
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初心者りんごが2回目!フリマ出店した感想
2回目のフリマ結果
予想以上の売上!
自宅の子ども服を大量に整理整頓できた!
- 自分が思っていないものが意外と売れる
- ワンオペ出店だったので大型備品は持ち込まないことに。ハンガーラックはなしにした。(前回はハンガーラック2つ使用)
- 子ども服はサイズ問わず全部「3枚で100円」で売ったら、お客さんが開店と同時に集まり次から次へと売れた。中には6枚・9枚と買ってくれる人も。
- 服はたたまず、コーナーに崩して山盛りにした結果、手に取ってくれる人が倍増した。
- 前回コミュ障発動しまくったので「こんにちわ~」「ゆっくり自由に見て行ってくださいね~」の声かけ頑張った
- フリマにくるお客さんの求めてるもの=「安くて良品を見つけられたらラッキー」。
- 「自分ならこの金額なら買う」と思う金額より、少し安いレベルじゃないと買わない
まとめ
いかがでしたでしょうか。
フリーマーケットに出店したいけど、始め方がわからない。
こんなものもフリーマーケットで売るのかな?
フリーマーケットでなかなか思うように売れない
そう思ってなかなかフリマに踏み込めない人も、まずは1回目やってみると「面白い」ことに気が付くと思います。
ぜひフリマ出店に挑戦して、ちょっとしたおこづかい稼ぎや、人とのコミュニケーション、新たな出会いを楽しんでくださいね。
(りんごママ)