台風は、発生・上陸が天気予報によって事前にわかる災害なので、上陸するまでに・危険が及ぶ前にどれだけ備えておけるかが非常に重要なポイントとなります。
台風が発生し日本列島へ接近すると、暴風警報や大雨警報、警戒レベルというような様々な言葉がテレビで使用されていますが、実際にはどのタイミングで避難を決めるべきなのでしょうか?また、家族に赤ちゃんや小さなお子さんがいる場合や、高齢の両親と一緒に暮らしている場合はさらに慎重になりますよね。
本記事では台風の知識や避難のタイミング、在宅避難の判断基準について解説します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
この記事でわかること
・台風発生時に子連れ避難するタイミングは?
・台風発生時の警戒レベルの解説
・在宅避難する時の判断基準や注意点
・大雨の中子連れ避難するときの服装・持ち物・注意点
災害大国日本!大雨や台風による災害は毎年発生している
毎年夏から秋にかけて、多くの台風が日本に上陸します。
台風ではなくても、大雨により河川が氾濫したり土砂災害によって街が浸水・土砂などの被害に遭っています。
ところで年間の台風発生数、そして日本への上陸数はご存知でしょうか。
気象庁の台風発生数 によると直近10年のデータでは、年間20個〜30個ほどの台風が発生し、そのうち3個〜6個ほどの台風が日本へ上陸しているようです。
(参照:気象庁HP)
子連れ家族が避難に適切なタイミングはいつ?
避難するタイミングを判断するには、台風の強さや大きさではなく、5段階の「警戒レベル」という防災情報を確認すると誰にでも簡単に理解できます。
①「警戒レベル」とは
警戒レベルとは、災害発生の危険度を直感的に理解し、的確に避難行動がとれるよう、避難情報や、防災気象情報等の防災情報を5 段階の「警戒レベル」を用いて説明しています。
「避難情報に関するガイドライン」(内閣府(防災担当)では、住民は「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自らの判断で避難行動をとるとの方針が示され、この方針に沿って自治体や気象庁等から発表される防災情報を用いて住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう、5段階の警戒レベルを明記して防災情報が提供されることとなっています。
警戒レベルよりも先に、「土砂災害警戒情報」や「氾濫危険情報」といった危険な場所から離れるべき情報が先に発表されることも多いので、そのような場合には発表された情報がどの警戒レベルにあたるのかと自ら考え、早期な避難行動につなげることが大切です。
参考:警戒レベルで避難のタイミングをお伝えします(東京都防災ホームページ)
②避難するべきタイミングは主に2つある
多くの人にとって該当するのは、「警戒レベル3」、もしくは「警戒レベル4」が発令されたタイミングです。
警戒レベル3=高齢者等は避難!子連れ家族もここで避難!
避難に時間がかかる人は早めに避難!
高齢者等と表示されていると、高齢者がいない家庭は関係がないと思われがちですが、正しくは「避難に時間がかかる人は早めに避難」です。
例えば、小さな子供がいる家庭や障がいを持つ方がいる家庭、避難に時間がかかる方をサポートする方、高齢者等は避難のタイミングで警戒レベル3にて避難開始するべきです。
もちろん、警戒レベルが1〜2といった場合にも早めに避難所が開設されている場合もあるので警戒レベル3を待たずに自主避難もできます。
警戒レベル4=全員避難
危険な地域にいる方は全員、安全な場所へ避難します。
ここでいう全員避難は「危険な地域にいる方は全員、安全な場所へ避難する」ということを意味します。
危険な地域とは、海岸や増水した川の近くといった浸水リスクが高い場所や、崖や沢、土砂崩れの危険がある箇所などがあげられます。
逆に、危険な地域でなければ避難しなくても良いと言い換えることもできます。
例えば、同じマンションでも1階や2階といった低層階ではなく、上層階の浸水リスクがない階層に住んでいる方は避難するよりも自宅に残る方がかえって安全である場合があります。
地域によって危険度は異なるので、一概に何階以上は安心とは断言できませんが、自分が住む地域のハザードマップの「最大想定浸水深」を見てみるとよいでしょう。
③キキクルを活用する
キキクルとは土砂災害、浸水害、洪水災害からあなたやご家族の命を守るための情報「キキクル(危険度分布)」のページです。気象庁の危険度分布の愛称で「危機来る」が由来になっています。
大雨や洪水による災害の発生の危険度がどのくらい高いのか、地図上で紫や赤という色分け表示して一目でわかるようになっています。
気象庁のWEBサイトから見られるのでぜひ一度、どのようなサイトか一度確認してみてください。
キキクル(危険度分布)
④在宅避難も検討する場合は
【DL可能】在宅避難の1週間備蓄リスト&在宅避難の判断ポイントを解説
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【DL可能】在宅避難の1週間備蓄リスト&在宅避難の判断ポイントを解説
命を守るためにも早期避難が大切です。一方で、自宅から動かずに「在宅避難」をする選択肢もあることを念頭に置きましょう。
「在宅避難」とは、災害時に自宅に倒壊や焼損、浸水、流出の危険性がない場合に、そのまま自宅で生活を送る方法です。
ただし、誰もが在宅避難できるとは限りません。在宅避難が可能かどうかはその場合に判断が必要になります。また、在宅避難を行う場合には、生活必需品の備蓄が必要不可欠となってきます。
(1)避難所と在宅避難のメリット・デメリット
避難所のメリット・デメリット
ポイント
・物資(食料・必需品)が手に入りやすい(ただし、発災直後は物資が届かず手に入りにくいことも多くあります)
・支援を受けやすい。掲示板などで行政の支援情報が入手しやすい
・建物の安全が確保されている。安全な公共施設のため、二次災害などにまきこまれづらい。
・プライバシー保護がない
・性犯罪や盗難などのトラブルに巻き込まれる可能性も
在宅避難のメリット・デメリット
ポイント
・プライバシーが守られている、子どもがいても安心
・感染症などのリスクを下げられる。ただし、自宅が水害で浸水すると、カビ等の影響で別の感染症リスクもあります。
・高層マンションに住んでいる場合は、水害時に自宅に留まることができる
・ペットと一緒に過ごすことができる
・在宅避難をしていても、行政や支援団体から支援を受けることができる。避難所やボランティアセンターで困っていることを相談できる。自治体のSNSやWEBサイト、避難所・役所の掲示板などを確認しましょう。
・夜間など泥棒や犯罪目的で家周辺に近づく人も。自衛防犯が必要。
(2)風水害のとき(台風・大雨・水害)
<判断1>自宅に浸水の危険がないか
・自宅のエリアは土砂災害、土石流や地すべりなどの警戒区域ではないか ・自宅や周囲が危なければ、安全な避難場所へ。 ・避難する際は高齢者や乳幼児、障がいがある家族がいる場合は「警戒レベル3」の「高齢者等避難」の段階で避難を始めましょう
<判断2>自宅で生活できるか
・電気、ガス、水道が使えるか ・備蓄があるか ・被害状況を踏まえ、周りからのサポートが必要な場合は避難所へ ・避難所のほかにも、親戚や友人宅、ホテル等に避難する方法もあります。 ・避難所・避難場所も停電・断水した場合の設備には限りがあります。 ・ですが、自宅が断水・停電時には、在宅避難者も避難所等にある、マンホールトイレ等の利用や食料受給が可能です。(自治体等による)
(3)地震のとき
<判断1>自宅に危険はないか
・「応急危険度判定」※を踏まえて判断
・自宅や周囲、隣家の倒壊や火災などで危険はないか
・自宅や周囲が危なければ、安全な避難所へ
「応急危険度判定」とは?
ポイント
災害後に市区町村が実施する建物の安全判断の調査のこと。緑・黄色・赤色の3種類の紙が貼られます。赤色・黄色の紙が貼られた場合は在宅避難は危険です。
参照:被災建築物応急危険度判定について(宮城県HP)
<判断2>自宅で生活できるか
・電気、ガス、水道が使えるか
・備蓄があるか
・被害状況を踏まえ、周りからのサポートが必要な場合は避難所へ
・避難所のほかにも、親戚や友人宅、ホテル等に避難する方法もあります。
・避難所・避難場所も停電・断水した場合の設備には限りがあります。
・ですが、自宅が断水・停電時には、在宅避難者も避難所等にある、マンホールトイレ等の利用や食料受給が可能です。(自治体等による)
注意!
ポイント
避難所に入れないこともあります。
都心部では収容人数に限りがあり、地方でも準備が整っていなくて十分な人数を受け入れられないことも。地域の避難所について事前に確認しましょう。
参考:在宅避難の備え_在宅避難の判断ポイント(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD))
台風で避難する前にしておくべきこと
警戒レベルが発表されてから避難準備をしていると、本来の目的である早期の避難につながりません。また、小さなお子さんや高齢者の家族と同居している場合は、持ち出す荷物や服装の準備にも時間がかかります。
そこで、台風が上陸する前に、準備しておくべきことがいくつかあります。
①避難時に持ち出す「避難リュック」と服装
「1次の備え」防災リュックの基本リスト(2ページ)(PDFダウンロード&印刷できます)
<服装>
・上着
・軍手(ラバーがついたものが良)
・運動靴(長靴×。底に踏み抜き帽子のインソールが入っていると◎)
・マスク
・傘
・レインコート
・ヘルメット
・ヘッドライト
・防災用の笛
・帽子
・リュックの防水カバー(防水仕様のリュックでない場合)
・抱っこ紐(ベビーカーは×。抱っこ紐で逃げるの推奨です)
<リュックに入れるもの>
貴重品類
・本人確認書類・保険証のコピー
・現金(公衆電話用に硬貨を多めに)
・パーソナルカード(または家族の写真+家族の連絡先を書いたメモ)
・母子手帳のコピー
・健康保険証のコピー
安全の確保&情報収集
・懐中電灯
・モバイルバッテリー(乾電池式がおすすめ)
・充電用ケーブル
・予備の電池(ライト・ラジオ・モバイルバッテリーなど用)
・携帯ラジオ
・イヤホン
・ハザードマップ
・自治体等が出している防災冊子
・メモ帳&油性ペン
飲み物・食べ物
・飲み物(500mlのペットボトル3-4本くらい)
・1-2日分(3~4食分)の非常食(長期保存のパン、栄養バー的な補助食品、ゼリー飲料など)
・食べ慣れたお菓子
・スプーンや箸(使い捨て)
・紙コップ
・皿になる容器(準備した非常食に応じて)
衛生用品&小物
・暑さ・寒さ対策できるもの(冷却グッズ・防寒シートやカイロなど)
・ガムテープ(もしくは養生テープ)
・めがねやコンタクト
・ビニール袋(大・小)、ジッパー付き袋
・トイレットペーパー(芯を抜いてつぶすと体積を減らせる)
・携帯簡易トイレ(1人7回×2日分×家族分)
・消臭タイプのビニール袋(汚物を入れるため)
・生理用品(生理目的だけでなく下着を交換できない場合におりものシートがあると便利)
・除菌スプレー
・ウエットティッシュ
・使い捨て不織布マスク
・汗拭きシート
・救急用品(ばんそうこう等)
・はさみ
・タオル
・ガム
・安全ピン
・ビニールテープ
着替え&身体を守る
・下着
・インナー
・靴下
・アルミブランケット
・寝袋または簡易マット
・アイマスク
・耳栓
・簡易スリッパ
初心者向け!初めての防災リュックなにから揃える?DL可能PDFリスト付き!
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<赤ちゃんがいる場合の追加アイテム>
小さな赤ちゃんがいる家庭は、追加でグッズを追加しましょう。これも、1~2日間分を想定した荷物量です。
オムツのサイズ、離乳食や食器類の有無は、月齢にあわせて準備しますが、赤ちゃんの成長は早いため、オムツや着替え、離乳食などは3ヶ月ごとに見直しましょう。
・オムツ(10枚前後)
・おしりふき
・着替え2セット
・ビニール袋
・消臭タイプのビニール袋
・おもちゃ(音の鳴らない)、絵本
・離乳食、液体ミルク、使い捨て哺乳瓶など(1-2日分)
・食器類(使い捨てのスプーン、深めのお皿、カップ、紙コップなど)
・授乳ケープ(大きめの布)
・母子手帳/保険証/医療証/お薬手帳
・保存水(純水がおすすめ)
・カイロ/発熱剤
・歯みがきシート
・おくるみ/アルミブランケット
【防災グッズ】赤ちゃんに必要なものリスト:3段階に分ける防災備蓄
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②ハザードマップで危険箇所の確認
浸水リスクや土砂災害リスクのように、まずは自宅にどんな危険があるのか、ハザードマップで事前に知っておくことが一番大切です。
住んでいる地域では一体どのような災害が起こりやすいのか、またどんな自然災害の歴史があったのか、調べてみましょう。
海や川の近くに住んでいる、山の近くに住んでいる、海抜が低い地域に住んでいる、土砂災害が昔あったと言われている地域に住んでいる、豪雪の時に道がよく寸断される・・・
起こりえる災害によって、備えるグッズも、家のどこに置くか、どうやって逃げるか、どこに逃げるのかが全く異なります。
ハザードマップや、自治体が出す防災アプリ、またその地域に適した防災グッズのおすすめなどを参考にしましょう。
③避難所までの避難ルートを確認
ハザードマップで自宅や職場の危険度を認識し、危険な可能性がわかったら避難所の場所と避難ルートも併せて実際に歩いて確認してみましょう。
例えば、一番近い避難所が川を超えた先にあるとしたら、川とは離れた2番目に近い避難所のほうが安全なケースも考えられるので、避難所の場所はもう知っているという方も改めて避難ルートまで再確認すると安心です。
このときに、家族みんなで歩くこと、そして非常時持ち出し袋のリュックサックを背負って歩くとより現実的な想定ができます。
④家の周辺や室内の安全対策も
家族で避難し、自宅からしばらく離れる際、できるかぎり自宅内外の被害も最小限にするために、避難する前に安全対策も必要です。
具体的には以下のようなことがあげられます。
・排水溝や側溝の掃除
・トイレや風呂、洗面所等の排水溝に手作り「水のう」を置いて逆流防止
・窓に飛散防止フィルムを貼る
・玄関や裏口など、外から浸水しそうな隙間を埋める
・外にあるもの(物干し竿や植木鉢、自転車や子どもの外用おもちゃなど)を家の中に入れる
・万が一家の1階フロアが浸水しても被害を最小にするために、水につかると困るものは2階や高い位置に移動する
・正しい情報を得るために、防災アプリのダウンロードや公的機関のTwitterをフォローしておく
⑤避難直前の最終確認
災害発生後、もしも避難所へ向かい過ごすことになったら…
自宅を離れる前に、するべきことを紹介します。
(1)家族へのメモを残す
・不在の家族へ向けて、自分の居場所を書いたメモを残します。
・ただし、ドアなどみんなから見られる場所に貼ると、留守であることが第三者にも知られ危険です。
・あらかじめ家族内で、ポストの中やじょうろの中、置物の下などメモを残す場所を決めておきましょう。
(2)冷蔵庫内の整理
・停電になると腐りやすい食材は処分する
・氷も溶けてしまうので、冷凍庫から出して捨てる
(3)ガス・水道の元栓を閉める
・復旧時、家の中が水浸しになったり、ガス漏れしたりする危険を回避するため。
(4)電気のブレーカーをおとす
・電気が復旧した際、倒れて破損した電化製品などから起こる通電火災を防止するためにブレーカーをおとす
(5)家電のプラグをコンセントから抜く
・ブレーカー同様、電気復旧時のショートを防ぐためにコンセントから外す
(6)カーテンを閉める
・室内が見えないよう、カーテン・ブラインドはしっかりと閉める。
・もし窓が割れている場合は、ビニール袋とガムテープで穴をふさぐ
(7)鍵をかける
・窓、ドアにきちんと鍵をかけます
・そして最初の安否確認のメモを、家族だけがわかる場所に残して避難所へ
(参考:『決定版 巨大地震から子どもを守る50の方法』著:国崎信江・地震から子どもを守る会)
避難時の注意点
実際に避難する際には以下のような点に注意しましょう。
①可能な限り複数人で避難する
万が一トラブルに巻き込まれた場合など、すぐに助けを呼べるように複数人で行動しましょう。
もしも家内で大人が1人の場合は、近所の人に声をかけて一緒に行動するのも◎
②基本的に歩いて避難する
早く避難するためにも車を使おうと考えがちですが、実は車での避難は非常に危険です。
冠水した道路を走ると、水圧でドアが開かなくなる危険があるほか、車での避難は渋滞を引き起こし避難を妨げることにもなりかねません。
足の不自由な方を緊急で避難させるためといった緊急事態のような場面では車の避難が適切という場合もありますが、基本的には徒歩での避難が原則です。もしも車でどうしても避難する場合は、道路が冠水し始める前に、早めの避難を心がけましょう。
③明るいうちに避難する
歩いて避難するためにも、明るい時間帯に避難をしましょう。
夜間や暗い中に避難するのは周りがよく見えないので、安全に避難するのがとても困難です。
夜中に大雨や洪水が発生することが予想される場合には、たとえ「空振り避難」になってもよいので明るいうちに早めに避難しましょう。
明るいうちとはいえ、雨天時だとやや暗い可能性もあるので、避難時のライトは懐中電灯ではなくヘッドライトを使用して両手を塞がないようにしましょう。
④避難時には極力両手をあけておく
災害にはどのような危険があるかわかりません。
例えば、物が飛んできたときにとっさに頭を守るといった行動には両手をあけておくことがどうしても不可欠です。また、水かさが増してきた道を歩くときは、長い杖や傘など棒状のもので、泥水で見えづらくなっている足元を突きながら、危険を確認して前に進みます。すでに浸水が始まっているような場合、蓋の開いたマンホールや側溝が目視できず、ケガをするおそれがあります。
懐中電灯をヘッドライトにしたり、防災バッグはリュックタイプにするといった極力両手をあけておく装備にすることをおすすめします。
⑤長靴をはかない
雨なので長靴をはいて避難するイメージがありますが、実は長靴での避難は厳禁です。
長靴の中に水が入って重くなり、動きづらくなる可能性があるので、動きやすい運動靴をはいて避難しましょう。
万が一ですが、浸水が進んで50cm以上(膝よりも高いくらい)になっていたら、歩いての避難が困難になるので垂直避難(できるかぎり高い場所へ避難)をしましょう。
まとめ
早期避難をするにしても、在宅避難をするにしても、まずは自宅にどんな危険が考えられるのか知ることがとても重要です。
浸水や土砂崩れのような早期避難が必要な危険があれば、いつでも避難できるように日頃から防災セットを準備しておくことが大切です。
在宅避難を検討していれば、食料や保存水のような備蓄品を多めに備えることはもちろん、水を使わない携帯トイレやカセットコンロ、ポータブル電源のような長期のライフライン停止に備えるグッズも、家族で話し合って準備しましょう。
災害時のために水・トイレ・食事の準備はとても大切です。少しずつ準備をしておくことをおすすめします。
(りんごママ)