防災グッズを準備するときに知っておきたい「3段階に分ける考え方」

地震が怖いから思いつくものを毎日持ち歩いたり、
何をどれくらい食べるのかわからないのに、とりあえずなんとなくで買ったり…。

そこで、災害時に防災グッズや備えを生かすために、家庭で準備するものは「3段階に分けて」用意しておくという考え方を紹介していきます。
①0次の備え
いつも常に持ち歩く「防災ポーチ」
- 日常的に携帯するもの
- 災害発生直後に命を守る
- 被災場所から自宅や避難所にたどりつくまで、数時間から一晩過ごすために必要なもの
- 普段のバッグの中に入れられる大きさのポーチに、必要なものを入れて携帯
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②1次の備え
非常時に避難する際に持ち出す、最低限の「防災リュック」またの名を「非常時持ち出し袋」「避難リュック」で、1~2日分を想定した内容です。
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③2次の備え
ライフラインが途絶えたときに必要な3~7日分の「備蓄」のことです。
さらに被害が甚大で避難生活が数週間になる場合は、さらに備蓄があると安心です。
具体的には、
自宅は無事だが、ライフラインが止まった状況の中で「在宅避難」を続けるために生活に必要な物資
あるいは、
自宅に被害があり避難先(避難所や知人宅など)での生活が長期化する際、自宅の安全を確認したうえで改めて自宅から持ち出す物資
を想定します。
特に、災害発生後、電気や水道、ガスが止まった状態で自宅等で生活を続けるには、水・エネルギー(電気やガスで調理したり温める手段があるか)・食糧・トイレの確保が不可欠です。
在宅避難をする際は、最低でも3日間分、理想なら1週間分の食料・生活用品の備蓄が推奨されています。

【PDFファイル:ダウンロード可能!在宅避難の備蓄リスト1週間分】
4人家族想定・1週間分(大人2名・小学校低学年1名・乳幼児1名)
これも参考!
まとめ
お金・時間・保管場所も限られているなかで、「防災しよう」と思ってもなかなかむずかしいはず。
やみくもに準備するのではなく、「なんのために」「どのタイミングを想定して」を考えて防災グッズを準備すると、すっきりとまとまるはずです。
