外出時に離乳食をたべさせるとき、レトルトパウチやお弁当タイプの離乳食をどうやって温めるか困ったことはありませんか。レトルトに限らず、持参した手作り離乳食の場合も同様です。
また、「どこで食べるか」によっても温める方法に限りがあるので、それらを想定しながら準備するママパパはいつも大変だと思います。
外出時の離乳食タイムは悩みがつきません。
この記事を読むと以下のことがわかります。
メモ
・外出時に離乳食を温める方法4選
・場所を探したりお店に頼んだりすることなく手軽に温められるのは「使い捨てカイロ」
・災害時にも使える離乳食&ミルク温め方法
さまざまな温め方法を個人的に比較した結果、お店に離乳食持ち込み可か確認した上で、もしも温めてもらえる場合は「電子レンジ」が一番ありがたいと感じています。
次にやりやすい方法は、持ち物の少なさ、かかる手間の少なさ、食事をとる場所や状況に左右されない点からいって「使い捨てカイロで温める」方法です。
赤ちゃん連れの外出はいつも大変。ですが少しでもママパパが楽しんでおでかけできるようなヒントになればと思います。
目次
外出時の離乳食を温める方法4選
外出時に離乳食を赤ちゃんに与えるとき、冷たいままだとなかなか食べてくれないものです。商品自体に「常温のままでも食べられます」と書いていますが、トロミの部分が固まったままで、我が子は不思議そうな&嫌な顔することが多いのが実情です・・・。開封したのに、結局全部食べきれずに終了なんてことも。
外出時の離乳食を温める方法はさまざまですが、主に4つの方法があります。
それぞれのメリットデメリットも踏まえて紹介します。ご自身にあった方法で、赤ちゃんとの外出を楽しんでくださいね。
※お店に離乳食の持ち込み可否やあたためOKかなどは、お店にご確認ください。またその場でのマナーや、ゴミの持ち帰りなど周囲への配慮もしたいところです。
①電子レンジ
電子レンジが一番簡単に早く温められます。パウチタイプのものは器に出して温め、お弁当タイプのものは完全にフタを取ってから温めましょう。
(1)ベビールームの電子レンジ
メリット
- 落ち着いて温められる。
- オムツや授乳もあわせて済まして、手をきれいに洗う場所も揃っているので準備しやすい。
- 地域性や広さ、ベビールームの種類、設備によっては、ベビールーム内で離乳食を食べさせることができる所も。
デメリット
- 温めてからフードコートや飲食可能なエリアに移動する必要あり。
- ワンオペならベビーカー片手に温めた離乳食を持ちながら移動は大変。
(2)離乳食あたためOKのお店の場合、お店で温めてもらう
お店の人に事前に離乳食持ち込み可能か、そして温めてもらえるか確認しましょう。
メリット
- 子どもを側でみることができる
注意点
- お店の人に確認をして、マナーを守る
(3)フードコートの電子レンジ
メリット
- 手軽に温められる
デメリット
- ショッピング施設内で購入した商品のみと表示がある場合も
- 広いフードコート内で、遠い電子レンジのところまで温めにいく必要あり。ワンオペ時はキツい
②湯せん
使うもの
- お湯を入れた持参水筒、またはベビールームにある調乳用のお湯
- ジップロック・プラ容器
メリット
- レンジを探す必要がない
デメリット
- 荷物が増える
- こぼしたりする可能性もあるので場所を選ぶ
- 温め終わったお湯や水滴がついた容器などの片付けが大変
③使い捨てカイロ
パウチタイプは「貼るタイプの大サイズ」
お弁当タイプは「貼るタイプの小サイズ」
メリット
- レンジや湯せんできる場所を探さなくてよい
- 荷物が少ない
- 後片付けやゴミが少ない
デメリット
- 温まるまでに1~2時間かかる
④ベビーフードウォーマー
USBケーブルでつないで、離乳食をあたためるグッズです
メリット
- お手軽でゴミなどもでない
- 片付けもラク
デメリット
- 購入費用がかかる
- ウォーマーの中に入る離乳食のサイズに限りがある
- 温まるまでに1~2時間かかる
外出時に使い捨てカイロで離乳食やミルクを温める方法
外出時に離乳食をどうやってあたためるか。
先述した通り、方法はさまざまありますが、どれもメリットデメリットがあります。
特にワンオペででかけたときや、屋外での食事の際は、より難易度が増します。
それぞれを個人的に比較した結果、
お店に離乳食持ち込み可か確認した上で、もしも温めてもらえる場合は「電子レンジ」が一番ありがたい方法です。
次にやりやすい方法は、持ち物の少なさ、かかる手間の少なさ、食事をとる場所や状況に左右されない点からいって「使い捨てカイロで温める」方法と感じています。
ここでは、使い捨てカイロで温める方法をご紹介します。
パウチタイプ&カップ容器タイプの離乳食
電子レンジや熱いお湯がなくても、温めることができます。
パウチタイプを温める場合は、「使い捨てカイロ(貼るタイプ・大きめ)」がオススメです。
- 食べる予定時間より1~2時間前にカイロを袋から出して、パウチに直接貼ります。例)10時におでかけ出発する前に、カイロを袋から出してパウチに貼ってカバンの中へ。12時ごろに食べ頃に。
2.貼る際は、切り口の少し下に貼ると良いです。上の方に貼ると、開封するときに困ります。
3.タオルで包んでおくことで、保温効果。おでかけ前にカイロを貼ってカバンへイン。
4.今回は1時間半温めました。ぬくぬくになっていて、開封して温かい状態で食べさせることができます。目安は1~2時間。昼頃には食べ頃になっています。(おすすめは2時間以上)
5.使用済みのカイロは、母の腰やお腹に貼って(笑)有効活用です。
ちなみにお弁当箱タイプのものは、「小さいサイズ・貼るタイプ」がオススメ!底に貼ってタオルで包んでおきます。
あたためる時間は季節によりますが、5月で2時間でほどよく温まり、おいしく食べられました。
液体ミルクもカイロであたためることができる
液体ミルクの各メーカーの公式サイトにも、カイロでも温められると紹介されています。
森永乳業「はぐくみ液体ミルク」
明治「ほほえみらくらくミルク」
液体ミルクの全面にカイロを貼り付けるだけです。
パウチタイプの離乳食と異なり、缶が立体的なのでなかなか温まりづらいですが、ミルクの時間から逆算して外出前から準備すると良いでしょう。
季節にもよりますが、およそ3時間ほどで適温40度くらいまで温まります。
常温で飲めるのが液体ミルクの良いところですが、普段あたたかいミルクに慣れていると常温の液体ミルクはなかなか飲みづらいものです。
電子レンジや温め用のお湯がない場合も、カイロがあれば液体ミルクを温めることができます。外でピクニックや、車で長時間遠出するときなどにも使えます。
この方法によって、災害時に電化用品や水の使用に制限がある際も、温かいミルクや離乳食を赤ちゃんに与えることができますね。
災害時も離乳食をカイロで温められる
災害時にも、離乳食をどうやって温めるかという問題が発生します。停電や断水によって、普段離乳食を温めている方法は使えなくなります。
そんなとき、カイロで温めることを知っておけば、安心しますね。
カイロ以外では、このようなヒートパックでも温められます。
専用の袋に、発熱材と温めたいレトルト品や缶を入れ水を注ぎます。1度に複数の食品を入れて温めることができますが、入れすぎると温め効果が下がるのでご注意を。15~20分でほかほかに温まり、アルファ化米や野菜スープを美味しく食べることができます。
ただし、発熱材は1度の使い切りで、備蓄できる個数にも限りがあります。1つあたりもそれなりのお値段がするので、1回1回を大切に使いたいところです。
そんなときにヒートパック以外の温め方法として、カイロでも温められることを知っておけば、心に余裕が生まれますね。
赤ちゃんグッズは災害時なかなか手に入りにくいもの。オムツをはじめ、赤ちゃんに必要なグッズを備えることがおすすめです!
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いつも食べているレトルト離乳食も防災グッズに入れておこう
赤ちゃんの離乳食。外出時以上に困るのが、災害時です。普段食べ慣れている離乳食を、多めに購入しておき、日常のなかで食べ、食べた分だけ購入する「ローリングストック」することがおすすめです。例えば和光堂やキューピーのレトルトシリーズ
ただ、これらは味が濃いめなので、お湯で薄めたり、おかゆや軟飯を追加して味を薄めたりするのも手です。ただ、おかゆや軟飯も手に入りづらいのが災害時。こういった賞味期限が長く小分けになったご飯もあるので、あわせて備えておくと安心です。もちろん日頃の食事でも食べてOK。わが家でも5倍がゆの冷凍ストックがないときや、実家に帰省して離乳食ストックがない時などに、よく使っています。
また、災害時のごはん問題は、離乳食を卒業した幼児~小学生低学年の子どもも同様のことが言えます。いつもと違う状況や雰囲気、さらに普段食べ慣れない非常食は子どもはなかなか食べてくれません。
子どもが好きそうなレトルトのカレーやおかずシリーズも、きょうだい分としてストックしておきたいですね。
わが家の防災シリーズ「子どもが非常食を食べなかった」
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まとめ
外出時に離乳食をたべさせるとき、レトルトパウチやお弁当タイプの離乳食をどうやって温めるか困ったことがあるママパパは多いはず。
赤ちゃん連れの外出はいつも大変ですが、少しでもママパパが楽しんでおでかけできるようなヒントになればと思います。
(りんごママ)