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防災グッズ定期見直しのタイミングは?スムーズな点検と入れ替えポイントを紹介

りんごママ

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地震や台風・大雨・洪水など、非常時・被災時の安全確保のためにも、備えは万全にしておきたいものですね。自宅や職場に、非常時のための防災グッズを備えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、準備をしたもののいつの間にか食料品の期限が切れていたり、子どものおむつや着替えがサイズアウトしたまま月日が流れてしまう経験をしたことがある人もいると思います。

 

ママ
防災グッズは用意しているけど、定期的に見直しをするのがめんどう
ママ
定期的に見直ししなきゃと思いつつ、毎日忙しくて結局あとまわし

という方は多いと思います。

この記事を読むと以下のことがわかります。

この記事でわかること

・防災グッズの定期見直しのおすすめ頻度と時期

・見直しと入れ替えをスムーズにするポイント

 

 

 

 

防災グッズの見直しはどれくらいの頻度で行うのが適切?

いつ来るかわからない災害に備えて、防災グッズを揃えたものの、買ってからそれっきり。一度も中を見たことがないという人もいると思います。

防災グッズの中には、食料品などの賞味期限があるものや、乾電池などの使用推奨期限があるものが含まれています。また季節柄のアイテムである、使い捨てカイロやブランケット、暑い季節のネッククーラーなども、少しでも避難リュックを軽くするためには1年中入れっぱなしよりも、季節に併せて入れ替えたいところ。さらには子ども用のおむつや着替え類は、成長に伴いサイズアウトしてしまいます。

 

ですが、正直なところ使うかわからない防災グッズに対して、忙しい毎日を送っている中で時間や気をまわすのもなかなか大変なものです。

また、どれくらいの頻度で定期見直しをするのか、見直しといっても何をしたらいいのか分からない人に、本記事ではその悩みにお答えします。

 

①半年に1度の頻度がおすすめ

防災グッズ

 

防災グッズの定期見直し頻度は、「半年に1度」がおすすめです。もっと理想をいうと、四季にあわせて年に4回見直せると良いですが、なかなかハードルが高いという人にはまずは「半年に1度」見直すことから定着化すると良いでしょう。

ちなみに、1年に4回見直すというのは、1年のうちで季節の変わり目とされる4回(3月1日・6月1日・9月1日・12月1日)、防災グッズの点検を行って災害に備えようと、防災システム研究所の防災・危機管理アドバイザーの山村武彦氏が提唱したもの。このうち3月1日は「防災品点検の日」で、1923年9月1日に発生した関東大震災をきっかけに制定された記念日です。

 

 

②タイミングは3月と9月!その理由は?

 

3月と9月を目安にすることをおすすめする理由は2つあります。

ひとつ目の理由は、3月と9月は3.11の東日本大震災、そして9月1日防災の日があり、過去の震災を教訓に、テレビや新聞などで防災特集が組まれたり、震災追悼の番組があったり、災害の注意喚起の情報が増えるため、自然と意識することができます。また、地域で防災訓練があったり、スーパーやネットサイトなどでも防災グッズのコーナーが設置され、買いなおししやすい時期だからです。

 

ふたつ目は、3月の見直しは暑くなる春&夏にあわせて、9月には寒くなる秋&冬にあわせて、入れ替えができるからです。夏用にいれていた暑さ対策のものを9月に抜き、代わりに寒さ対策のカイロなどを入れる、といった具合です。地域の気候によって、時期をずらして1か月前後させてももちろんOKです。

 

自宅の防災グッズを置いているスペースに、見直しをしたらチェックを入れる張り紙をしても良いですね。

 

③なにを見直し&入れ替えする?スムーズな見直しポイント

防災グッズのなかで買い替えや交換が必要なアイテムは以下の通り。

 

「定期的な見直し」といっても、避難リュックや、防災備蓄の棚に詰めたものを全部見直すわけではありません半年に1度のチェックで確認すると良いものは以下の5点です。

(1)水

(2)食料

(3)乾電池・充電するもの

(4)常備薬・医療品

(5)子ども関連のもの

 

(1)水

  • ペットボトルの水の賞味期限は通常2~3年
  • 長期保存用でも5年~10年が目安
  • 賞味期限が近くなったら日常生活でも使用し、新たに買い足して一定の量を保つようにしましょう。

 

(2)食料

  • アルファ米や缶詰パンの賞味期限はだいたい3~5年
  • 長期保存ではなく日常的に食べるレトルト食品などは、1年前後のものがほとんど
  • 賞味期限が切れる前に交換した「非常食」「日常食品」たちは、捨てずに食べましょう。
  • さらにここで新たな生命が吹き込まれます。家族みんなで食べてみる「試食会」をして活躍させましょう。調理方法や味を経験しておくと、いざという時に役立ち、次に買う非常食の傾向を考える際の参考になります。特に子どもは、非常食などの食べたことがないものは、いざという時にはなかなか食べてくれません。「食べたことがある」という経験があることで、非常時に食べてくれることにつながります。

 

(3)乾電池・充電するもの

  • 乾電池には「使用推奨期限」が電池の側面に記載されています。
  • 使用期限が近い電池は交換し、日常使いで早めに使用しましょう。
  • 交換した分だけ買い足しておきましょう。
  • スマホ充電のためのバッテリー類も、しっかり動くかどうかを確認し、準備しておくと安心
  • スマホを機種変更したのに充電器は前のまま…ということがないように確認しておきましょう。

 

(4)常備薬や医療品

  • 頭痛薬、消毒薬や傷テープなどにも、使用期限・品質保持期限があります。
  • 箱に書かれている期限をチェックして、必要に応じて交換し、その分買い足しておきましょう。
  • 持病がある場合、常備薬は3日~1週間分の備えが必要とされています。
  • 医師と相談し備蓄しておくことをおすすめします。

 

 

(5)子ども関連のもの

  • 子どもは成長するにつれて必要なものが変わってくるため、こまめにチェックしておくことが大切です。
  • 紙おむつのサイズ・着替え用の衣服など、サイズアウトしていないかチェック
  • 今リュックに入れているオムツや着替えを抜いたら、ひとつ大き目のサイズを入れておくとよいでしょう

 

 

定期点検のあとは→食べる→購入する

①「非常食」を食べる

 

定期の見直しで賞味期限が近くリュックから出した非常食で、試食会をしましょう。家族で防災訓練をする絶好のチャンスです。

「どんな味がするの?」「完成までに何分かかる?」「水?お湯?加熱するのにコンロが必要?」「ゴミはどれくらいでる?」など、初めて非常食をみると分からないものですよね。実際に「避難所にいることを想定して調理」にチャレンジし、避難所で使うと想定したスプーンや容器を使ったり、使い終わったものは拭いたらまた使えるのかゴミはどれくらい発生するのか、などさまざまな発見があるはずです。

そして消費したら使った分だけ買い足しましょう。子どもの成長・食べる量の変化にあわせて、消費した分よりも多めに買うことも必要になってくるかもしれません。

 

備蓄の量を常に保ちつつ、食料を無駄にすることがないというメリットのほか、普段食べ慣れておくことで、いざというときに「食べたことがなくてどうやって調理したらいいか分からない」「子どもが食べてくれなかった」という不安点も解消できます。

 

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②「日常食品」をローリングストック

ローリングストック

ローリングストックとは、普段の食品を少し多めに買い置きし、賞味期限が古いものから消費し、消費した分を買い足すことです。①の非常食のほかにも、災害発生から3日以上経過し、在宅避難を継続する場合、アルファ米や缶詰パンなどの非常食だけでは量も栄養も不足してきます。そこで、日常からも使え、かつ災害時にも調理に使える日常食品も、防災備蓄食料として活躍できます。

(参照:農林水産省サイト

 

 

わが家の防災グッズ見直しレポ

わが家では半年に1回定期見直しをしています。時期は4月と9月が定着化しました。忙しくてできないときは、前後してOKとマイルールを決めています。

出産前や子どもの小学生入学前のタイミングなど、大きな節目のときには主人も巻き込んで定期見直しをしています。

今回は最近の見直しで入れ替えたもの、減らしたもの、足したものをご紹介します。

 

 

①食料品の賞味期限チェック

・「1次の備え」:避難所で1~2日間を過ごす「1次の備え」の避難リュック想定に対して、子どもが大きくなって食べる量も増えたので、非常食の量も増やしました。

・「2次の備え」:お味噌汁がもうすぐ賞味期限。できるだけ普段食べているものに近いものも備えたいので、日常食品でフリーズドライの味噌汁もストックしています。賞味期限が近くなったので、普段のごはん時に消費する予定です。

・「2次の備え」:長期保存の缶詰パンがもうすぐ賞味期限。甘くておいしいので、子どものおやつにして出して、災害時に水も電気も使えなくてごはんを作れないときに食べる防災用のパンだよ、と一言そえて出す予定です

 

【防災グッズ】赤ちゃんに必要なものリスト:3段階に分ける防災備蓄

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②保存水の賞味期限チェック

・保存水の賞味期限が過ぎていました。5年保存の水がすべて期限切れ。

・新たに7年保存・10年保存の水を買い換えました。

・賞味期限が過ぎた保存水も、実は問題なく飲むことができるのです。1本あたりの値段が高いため、使わずに捨ててしまうのはもったいない。期限切れが気になる場合は、湯せん用の水に使ったり、食器洗いなどに使うのがおすすめ。調理時の湯せんにも結構な量の水が必要なのです。

保存水賞味期限切れ

 

③1次の備え「避難リュック」軽量化のために減らしたもの

・水のいらないシャンプー(1~2日間を想定して逃げてきた避難所でシャンプーする機会がない。避難所生活が長引くor自宅が安全であれば自宅に戻った際に使うと考えて、「2次の備え」に移動した)

・単一電池(重い!そもそも避難リュック内で電池をつかって動かす備品に対して、単一電池を使うものがない)

 

 

④トイレ問題発生

・避難リュックに入れていた携帯トイレ。実はここに大問題が。

携帯トイレ

問題点①
携帯トイレではなくて「凝固剤」のみ入っている商品だったビニール袋等はなにも入っていないものだった。気がつかずにリュックにいれていた。

問題点②
しかも10回分しか入っていない(しかも凝固剤のみだし)。トイレ準備の目安は、一人1日7回前後×日数×家族人数

 

避難リュックに入れる携帯トイレは、こちらのトイレに入れ替えました(涙)


 

 

 

⑤入れ替えたもの

・子ども用の着替

サイズアウトしそうなので、ひとつ大きいサイズの服に入れ替え(上の子:小学生、下の子:0歳児)

・液体ミルク

もうすぐ1歳。液体ミルクを抜いて、ベビーフード(月齢12か月用)に入れ替え

 

⑥1次の備え「避難リュック」に追加したもの

・何かと使うシーンが多いのでハサミ

・発熱材と専用袋(電気やガス不要で非常食やレトルトパウチを温められるグッズ)

 

 


 

 

まとめ

地震や台風・大雨・洪水など、非常時・被災時の安全確保のためにも、備えは万全にしておきたいもの。ですが用意しただけで終わってしまっては、いざというときに食べられなかったり使えなかったりすることがないよう、定期的に見直しをして、「防災」というものが家族の生活の一部に溶け込んでいくと良いですね。

 

(りんごママ)

  • この記事を書いた人

りんごママ

8歳1歳ママの防災&子育てママ 🍎家庭でできる防災アイディアをママ目線で発信 🍎防災備蓄収納2級プランナー認定 🍎地域防災リーダー登録 🍎子育&防災ブログはじめました 🍎ズボラ母ちゃん年の差育児 🍎ほかにも生活・節約・趣味・ダイエット・推し活のことも

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