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賃貸や社宅でもできる地震対策!家具固定グッズや&防災アイディア10選

りんごママ

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ママ
家が賃貸だから、地震対策といっても家具固定とかどうしたらいい?
ママ
壁に穴をあけたり傷つけない家具固定って、つっぱり棒以外知らない…

 

地震大国と呼ばれる日本。いつ大きな地震が起きるかわからない中で私たちは暮らしています。南海トラフ地震や首都直下型地震など、大規模な地震が来るのではないかともいわれていますね。

 

各家庭で防災グッズをそろえたり、家具家電の固定など、防災対策をしている人、または検討をしている人も多いかと思います。

しかしアパートやマンションなどの賃貸暮らしや社宅の場合、持ち家と比べると、できる地震対策が限られているため、不安になります。

 

この記事を読むと以下のことがわかります。

この記事でわかること

・賃貸の防災対策の問題点とは

・家具別!壁に穴をあけないおすすめグッズ

・固定以外の方法も!賃貸の防災アイディア

マンション

 

賃貸の防災対策の問題点とは

賃貸や社宅に住んでいる人にとって、防災対策をしようにも大きな課題点があります。

それは「壁や天井に穴を開けられない」という点です。

 

一般的に売られている転倒防止のグッズの中には、

壁にビスや釘で穴を開けて、家具家電と固定するものもあります。

 

家具の固定は、「ネジ止めが基本」「最も確実な方法は、壁にL字金具で固定する」と一般的に薦められているものが多いですが、あくまでも持ち家の人ならできる方法。

 

それでは、賃貸や社宅の人はどうしたらよいのでしょうか

マンション2

 

 

家具別!壁に穴をあけないおすすめの防災グッズ

 

一口に防災グッズと言っても、その内容は様々です。ここでは家電・家具別に特徴やメリットを紹介します。

様々な種類の家具固定グッズ

 

①賃貸におすすめの防災グッズ一覧

・つっぱり棒

・天井と家具・家電の間に、つっぱり棒が入る程度のスペースがあるか確認。
・家具の背が高過ぎても、低過ぎても×。天井の強度にも注意が必要。
・大きな地震が発生したときには、天井がつっぱり棒に破壊される可能性もある。


 

 

・耐震ジェルマット

・床との接地面が小さい家具家電にもおすすめ。底の部分の四隅に1つずつ敷く。
家具を少しだけ持ち上げて底面に貼り付けるだけなので、設置も簡単。
・ただし、完全に固定するわけではないので、激しい揺れに対して耐えられない可能性もある


 

 

・固定ベルト

壁と冷蔵庫や家具をベルトで固定するタイプ。
・壁には「ねじ」で固定するタイプと、「粘着テープ」で貼り付けるタイプがありますが、賃貸には後者がおすすめ。

 

・壁固定型のストッパー

・L字器具本体はプラスチック製。
壁側と家具側の設置面にはクッションになるスポンジと、ビス・ネジの代わりに強力粘着テープで固定
・強力粘着力により、壁の材質によっては、引っ越し等の際に壁紙が剥がれてしまうかもしれないので要注意。


 

 

・家具転倒防止板

家具の下に差しこむだけで、家具が後方にかたむき転倒しにくくなる小さな板状ゴム系プラスチック。
・天井との距離があり、突っ張り棒をするには遠い家具向け。
ネジやクギも不要で、設置が簡単。半透明のものが多く、目立たないのも◎。
・ただし完全に固定するわけではないので、激しい揺れに耐えられない可能性も。


 

 

②冷蔵庫

(1)冷蔵庫が転倒したら危険な理由

 

冷蔵庫が大地震で揺れ転倒すると大変危険です。

 

  • 冷蔵庫の下敷きになる

 冷蔵庫はサイズにもよりますが数十キロ~100キロ近くにもなります。大きな揺れで転倒し、その下敷きになると大けが、また最悪の場合死亡につながるほど危険です。

 

  • 通路をふさぐ

 冷蔵庫のように大型の家具家電が転倒し、その場所が玄関や窓などの避難経路だったとしたら、避難を阻んでしまいます。ドアや通路をふさいでしまうと、避難が遅れて二次災害に遭う可能性もあります

 

  • 食料を失う

 もし在宅避難をする場合、冷蔵庫・冷凍庫に残っている貴重な食料、そして保冷機能を失うことになります。

 

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(2)冷蔵庫のサイズ別!おすすめの防災グッズ

冷蔵庫の転倒防止

 

 

大家族用の大型冷蔵庫

 ・突っ張り棒がまずはおすすめ

 ・ただしサイズが大きい突っ張り棒だと、天井と冷蔵庫の距離が短いので、突っ張り棒が入らない可能性があります。

 ・もし突っ張り棒が入らない場合は、耐震ジェルマットを敷いて、さらに粘着テープタイプの固定ベルトがおすすめ

 

冷蔵庫をベルトで固定

 

 

3~4人程度の家族用など一般的な大きさの冷蔵庫

 ・突っ張り棒が最もおすすめ

 ・突っ張り棒は固定する力が強い

 ・一般的な大きさの冷蔵庫と天井の距離もちょうど良い

 ・下に耐震ジェルマットを追加したらよりおすすめ

 

 

1~2人用の小さな冷蔵庫

 ・天井との距離が長すぎて、突っ張り棒で固定できない

 ・耐震ジェルマットか、粘着テープタイプの固定ベルトがおすすめ

 

 

 

②食器棚

(1)サイズ別!食器棚におすすめの防災グッズ

 

背の高い食器棚

 ・突っ張り棒が最もおすすめ

 ・突っ張り棒は固定する力が強い

 ・下に耐震ジェルマットor家具転倒防止板を追加したらよりおすすめ

 

背の低い食器棚

 ・天井との距離が長すぎて、突っ張り棒で固定できない

 ・固定ベルトor壁固定型のストッパーに、耐震ジェルマットor家具転倒防止板を組み合わせるのがおすすめ

 

 

(2)食器棚の地震対策のコツ

食器棚の防災対策

 

重い食器は腰より下に収納

・食器は棚より引き出しに収納

ファイルボックスや仕切りを活用

・ガラス窓には飛散防止フィルムをはる

・扉には開閉防止のストッパーを取り付ける

・食器の下に滑り止めシートを敷く

キャスター付き食器棚はロックが必要+キャスター下に耐震ジェルマット

 

 

 

③テレビ

(1)テレビ転倒防止におすすめ防災グッズ

 

・耐震ジェルマット

・固定ベルト

・耐震ワイヤー

・ポール

 

りんご
ベルト、ワイヤー、ポールは、テレビ裏面とテレビ台を固定するものだよ!

 

  • 耐震ジェルマット

 ・テレビの底面に貼るだけ簡単に取り付けられる

 ・必ずしも倒れないわけではないので不安

 ・しっかり固定したい場合はジェルマットと他のグッズを組み合わせるのがおすすめ


 

 

 

  • 固定ベルト

 ・テレビをテレビ台に固定するタイプ

 ・テレビが前方に倒れることを防ぎ、液晶画面が割れないようにする

 ・テレビ台には「粘着テープ」や「クランプ」で固定する。

  ※クランプとは、ワークや部品を挟み込んで固定する方式の治具・器具の総 称。ネジで固定するコの字型の金属プレートタイプなど。


 

 

  • 耐震ワイヤー

  ・固定ベルトタイプと似ていて、ワイヤータイプ

  ・テレビと壁をワイヤーでつなぐタイプで、頑丈なワイヤーがテレビを転倒から守る


 

 

 

  • ポール

  ・固定ベルトタイプと似ていて、棒状のポールタイプ

  ・金属製のポールでテレビと台を固定することで、ちぎれるなどのリスクがなく安全


 

 

 

(2)小さな子どものいたずらにも!テレビの転倒防止

赤ちゃんとテレビの転倒事故

子供にテレビを見せていて、ちょっと目を離した隙に近距離で見ていた!なんてこと、よくあります。

薄型テレビは多くの家庭に置かれていますが、乳幼児が倒してしまいケガをする事故が多数発生しています。

前方に倒れてきて、テレビの下敷きになる危険もあります。

 

そういったことを防止するためにも、テレビの固定は防災観点以外でも、小さなお子さんがいる家庭では必ず対策しましょう。

 

参照:東京都HP

 

 

 

④タンス

(1)高さ別!タンスや棚におすすめの防災グッズ

 

背の高いタンス

 ・突っ張り棒が最もおすすめ

 ・突っ張り棒は固定する力が強い

 ・下に耐震ジェルマットor家具転倒防止板を追加したらよりおすすめ

 

 

 

背の低いタンス

 ・天井との距離が長すぎて、突っ張り棒で固定できない

 ・固定ベルトor壁固定型のストッパーに、耐震ジェルマットor家具転倒防止板を組み合わせるのがおすすめ

 

(2)タンスの地震対策のコツ

・キャスター付きタンスや棚は、ロックが必要+キャスター下に耐震ジェルマット

・ふだん動かさないタンスはベルトやストッパー等で固定

 

 

参考:京都防災ホームページ

 

 

 

家具固定以外の方法も!賃貸の家具・防災アイディア

①集中収納

②家具は避難通路をふさがないように配置

③寝室の家具の配置

④ガラス飛散フィルム

⑤飛び出し防止ストッパー

 

①集中収納

・押し入れやクローゼット、備え付けの家具などに、荷物を集中的に収納

・リビングや寝室などの過ごす時間が長い場所に、転倒しやすい家具類を置かないようにする

・棚などに物を収納する時は、重たいものを下に収納し、重心を低くして倒れにくくする

 

 

②家具は避難通路をふさがないように配置

・家具は、地震の揺れで転倒や移動をしても、避難通路の妨げにならないようにする

・部屋のドアの近くに置いた家具が地震で倒れた際に、ドアが開けられなくなる

・どうしても置かなければいけない場合は、倒れてくる可能性がある向きを気を付けて、もし倒れてきてもふさながないように置く

 

 

③寝室の家具の配置

・就寝中、人間は無防備になる。大きな家具が倒れてきても、すぐには逃げられない

寝室には大型の家具は置かない

・しかしスペースが限られている家で、どうしても寝室に家具を置く場合には、人が寝ているところに家具が倒れてこないように配置

・枕の位置は、エアコンの真下や窓際から避けるようにする

 

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④ガラス飛散防止フィルムを貼る

 

・ガラス製の扉、窓などに飛散防止フィルムを貼る

・地震等で万が一、割れた際の破片飛散を防ぐ。

・窓以外にも、食器棚の扉などにも

断熱機能もあるシートにしたら、停電時の寒さ対策にもなる

 

 

 

⑤飛び出し防止ストッパー

・食器棚など扉が開閉するタイプの場合、飛び出し防止のためにストッパー

・小さな子どものいたずら防止にもなる


 

 

参考:東京消防庁HP

 

まとめ

家具家電の地震対策と聞くと、壁に穴をあけるイメージが大きいですが、実際にはネジで穴を開けなくてもさまざまな工夫やグッズで転倒防止が可能です。

 

大地震はいつ起こるかわかりません。

自宅というのは家族が最もくつろげる空間です。その空間を少しでも守ることで、在宅避難できる拠点にもなります。

賃貸や社宅でも、地震対策は十分にできます。ひとつずつ試してはいかがでしょうか。

 

 

(りんごママ)

  • この記事を書いた人

りんごママ

8歳1歳ママの防災&子育てママ 🍎家庭でできる防災アイディアをママ目線で発信 🍎防災備蓄収納2級プランナー認定 🍎地域防災リーダー登録 🍎子育&防災ブログはじめました 🍎ズボラ母ちゃん年の差育児 🍎ほかにも生活・節約・趣味・ダイエット・推し活のことも

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